無職の友人が自殺しそうで大変だった件 ~一人暮らしは死の香り~

こんにちは、無益です。
気が付けば12月……。
おかしい、初詣では4年連続大吉で、毎年「今年こそ就職決まりますように」と願っているのに何故未だ無職なのか。
無職に神はいないのか!!!
そんな事を思いながら時はすでに12月。
ハロウィンに浮かれた次はクリスマスに浮かれる、何とも日本人らしいイベントを総スルーしてる無益。
金銭的にも精神的にもそんな余裕はないので当然なのですが、それ以上に友人がヤバかったのでここの所はその対処で忙しかったです。
事の起こりは先月初頭。
無職の友人から突然「詰んだ」とラインが来る。
その友人は半年ほど無職だったのですが、一向に就職先が決まらず先日バイトを始めた所でした。
そこから資格の勉強をし、体勢を立て直すと言っていた矢先の出来事。
一体どうしたのかと近況含めて聞いてみると――
「バイトのシフトが少なく、生活費が足りない」
「残金27円、2週間ほど殆ど何も食べていない」
「金が払えず携帯が停まる」
なるほど金銭的に厳しかったようです。
一人暮らしはそれだけで貯金を切り崩していく訳ですし、半年ほど無職だった友人は金が尽きても仕方ない。
ただ、無益に銭は無いので他の友人にも相談し、その友人が10万円ほど貸す事で金銭面は解決。
とりあえず当座はしのげると言う事になったのですが――
それから二週間ほどして、今度は「もう死ぬわ」とラインが。
あまり喋りたくないようでしたが、何とか理由を聞きだしてみると……
「その日暮らしの底辺生活からはもう逃れられない」
「就職も決まらないから一生バイト」
「なら生きる意味も無い」
と言う感じ。
金銭面では無く精神的な、将来を悲観しての自殺願望のようです。
この問題を根本的に解決する事は無益にはできません。
なので、どうしても上手い返しが出来ませんでした。
そして、それから更に二週間ほど音信不通に。
残高の枯渇は精神的な余裕も奪うので、友人がとりあえず追加送金し様子を見るも音沙汰なし。
バイト先にも顔を出しておらず、いよいよ自殺の可能性が濃厚に。
そこで、もはや友人数人と自宅に突撃するしかないと言う所まできた時――その友人から連絡が来ました。
どうやら送金してくれた事に気づいたらしく、連絡してきたようです。
そこで、兎に角精神的余裕を持たせる為にご飯を食べさせ、何とか復活させる事に成功。
聞けば最初に借りた10万ではカツカツで、ご飯も殆ど食べて居なかったようです。
お金もそうですが、それ以上に空腹、睡眠不足、そして孤独は精神に尋常じゃ無いダメージを与えます。
そんな時に現状から続いた先の未来を見てしまえば……絶望するのも仕方が無い事ですね。
元気になった所で更に詳しく聞いてみると、どうやら前の仕事は相当の激務で、最後の方は鬱病みたいになり辞めてしまったそうです。
なので、今度は他業種でと思い転職活動するも上手くいかない。
その間も金は減り続け、一人暮らしの孤独は精神を摩耗させ、そして――
労働すると言う事は本当に難しい事ですね。
選ばなければあるだろ! と言うのはもっともだと思いますが、選ばなかった結果鬱病になって辞めて自殺してれば世話ない事です。
個性個性と言う割に、我慢だけは高いレベルでの忍耐を均一に求めますし。
合わない仕事を我慢して自殺か、さっさと辞めて転職に敗れて緩慢に死ぬか……。
久しぶりに悲しい現実を見てしまいました。
あまりにも長文になるので、相当省いた上にまとめ方も下手でしたね。すみません。
無職の皆様は、無職でも精神だけは穏やかに過ごされますよう祈っております。
いやーほんと、一人暮らしで無職になると……もうどうしようもないですね。
今回は友人が自力で立ち直った形ですが、これを他者が直そうとするならホワイト企業の社長がさっそうと現れて「ウチで今日から働きなよ!」って言って貰うしかないですよね多分wwww
ちなみに、メンタルも強く忍耐力も高いエリート社畜の友人に事後報告した所
「甘え」
と一蹴されました。
その友人は、半年ぐらい休みなく毎日終電で帰宅し低賃金でも文句なく働いてきた人間です。
その結果、今は昇給して役職にも就いている。
そんな人から見れば当然甘えですし、こちらもいい返す事は特にないのですが……やっぱり、現代社会に適合出来ない人間には相当住みづらい世の中って事ですね。
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はじめまして。
昔に比べて今は社会に適応するハードルがとても高くなっているように思います。
甘えと一蹴した御友人の方はとても能力が高い人ですごいとは思うのですが、こういう厳しい言葉でうまく現代社会に適応できなかった人を切り捨てるような人がハードルを高くしていき、生きづらいギスギスした世の中を作っているのだろうと思います。
エリートの御友人の方には御自分の主観だけでなくもっと広い視野で物事を見て欲しいと思いました。