無職だから真流行り神をやる ~プラチナ取得したから感想とか書く~

※大きなネタバレがあります。
こんにちは、無益です。
ノベルゲームは案外プラチナ取るのが面倒なのですが、真流行り神は楽でした。
真かまいたちの夜とかホワイトアルバムはそれはもう単調作業で辛かったなー。
え? じゃあやるなって?
……無職だからせめてプラチナは取らないと勿体ない気がしちゃうんですよハハハハ。。
そんなこんなで、真流行り神のプラチナトロフィーを取得したので感想とか書いておきます。
プラチナ取るまで完璧に情報遮断して、ライアーズアートも自分でメモりながらやってました。
なので、他者の意見や影響を殆ど受けてないまっさらな感想です。
批判的意見も多いので不快に思う方も居るかもしれませんが……。
単なるイチ無職の個人的感想ですのでなにとぞご容赦ください。
※終わってから見て回った所、大体同じような感想持ってる方が多かったのでまぁ……そう言う事なのでしょうね。
良かった所、悪かった所を書き出してみる
良かった所、悪かった所は結構あります。
良かったんだけど勿体ない部分とかもあるのでズバっと分けられない部分もありますが……。
まずはそれらを箇条書き。
良かった所一覧
- タイトル画面が綺麗
- シーン選択、スキップ機能等システム面が使い易い
- グラフィックが綺麗
- 演出がいい
- エロい
- (個々の)シナリオが面白い
- ライアーズアートに緊張感がある
- 初回版に付いて来るサントラ(特に旧作の)が最高
- 続編の可能性、シリーズの未来の可能性を感じられた
- 前作キャラが「出なかった」所
- 関本エンチャントファイア
- C村パンツオジサン選手権
- ヒロムたん
悪かった所一覧
- シナリオ分岐方式とその弊害
- 一枚絵で描かれるキャラが立ち絵等と全然違う
- グロ描写ばかりでホラーとしては微妙
- 主人公の設定が作中で何ら描かれていない
- 主人公の行動に共感できない部分が多い
- 見え隠れするライターの心情
おおざっぱに分けるとこんな感じですね。
正直、悪い部分の7割はシナリオ分岐方式とその弊害だと思います。
真流行り神 / 良かった所
タイトル画面が綺麗
まんまです。
紗希ちゃんが中二ポーズで片目を抑えてるのもいいですが、タイトルロゴが期待感満点ですね!
ちなみに、紗希ちゃんが右目を怪我するシーンはありません。
……いや、一応ありますけど、全体的に損傷するので右目だけことさら強調したりはしません。
シーン選択、スキップ機能等システム面が使い易い
ノベルゲーと言ったらここですよね。
この部分が微妙だと凄くストレス感じるので、使い易く解りやすいのはありがたいです。
最近(でもないですが)だとPSPのおおかみかくしもシステム面が作りこまれてて凄く使い易かったなー。
グラフィックが綺麗
一枚イラストじゃないです。グラフィックです。
タイトル画面とか、背景とかの事です。
演出がいい
数少ないホラー面での演出がいいですねー。
視線を感じる……! の後に目が写る演出とか。
ひぐらしの目(リンク先ホラー画像注意)の方が数倍恐ろしかったですが、ビクっと出来ます。
ただ、ホラー演出としてよりもグロ描写の味付けとして使われる部分が多かったのが悲しい。
猟奇描写メインならそう言うゲームとして売り出してほしいですね。。
エロい
前回も言いましたけど、早苗さんがエロい。
ただ、ブラインドマン編は最初だったので「おいおいエロいなぁ」と思いましたが、生贄編とかでもそう言うシーンがあるので最終的にはエロさと言うより下劣さを感じてしまいました。
別にそう言うの求めてないと思うんだけどなぁ。。
ただ、秘密クラブ編で「貞操がー!」とか言ってたので紗希ちゃんは男性とお付き合いした事が無い人なのかも。
流行り神にそう言う設定は要らないと思うけど、紗希ちゃんの子供っぽさを補間する設定かもですね。
(個々の)シナリオが面白い
ブラインドマン編は流行り神と言うゲームシナリオとして面白かったです。
残りのおまけシナリオは、真流行り神のシナリオとしてでなければ面白く読めると思います。
人形編も、第二話として連作の一つとして作れば面白くなっただろうになぁ。。
ライアーズアートに緊張感がある
これも前回書いたとおりですね。
外すと死ぬこともあるので結構緊張します。
ただ、これの結果があまり意味無い事もあるのが悲しい。
どーせシナリオ分岐してるんだから間違えてたらすぐ死んでバッドエンドに行くんじゃなく、ED分岐してほしかったなぁ。。
初回版に付いて来るサントラ(特に旧作の)が最高
これはもう最高過ぎる!! 聞いてるだけで怖い!!
今回のBGMも好きですが、やっぱりそれ以上に旧作はいいですねー。
BGMからじっとりとしたホラーの雰囲気が感じ取れます。
続編の可能性、シリーズの未来の可能性を感じられた
まー風守が使い捨てで死にましたけどブラインドマン編からの続編はありそうですねー。
DLCもなんか出そうな雰囲気ですし!!
シナリオ分岐のおかげで登場キャラに何ら感情移入できないのでどうでもいいですけど。
前作キャラが「出なかった」所
最初は出て欲しいと思ってましたが、出てたら旧作の雰囲気ぶっ壊れてたかもしれないので今となっては嬉しい。
古参的思考ですが、編纂室のメンバーなら殆どのシナリオで死者出さずに攻略できそうですよね。
関本エンチャントファイア
C村パンツオジサン選手権
ヒロムたん「僕が一番ブリーフを上手く履けるんだ!」
俗に言うシリアスなわ……いや、シリアスでもなんでもないね。
ヒロムたん
でもこう言うギャグシナリオより、真相が「より」明らかになるシナリオが欲しかったなー。
ギャグシナリオが面白いのはそれまででそれなりに思い入れがある場合であって、あんなどうでもいいシナリオこなした結果これやっても楽しさは7割減って感じです。
真流行り神 / 悪かった所
シナリオ分岐方式とその弊害
悪い所はもう全部これですねこれ。
俺はかまいたちやりたかった訳じゃないのよ、流行り神やりたかっただけなんだよ!
本当、なぜ連作方式を辞めてシナリオ分岐にしたんだろう?
怪異事件をオカルト方面と科学方面からアプローチして解決。
それが今までの流行り神で、流行り神シリーズと聞いて思い浮かべるイメージ。
旧作はシナリオが進むごとにキャラの成長とお互いの信頼感の芽生え、打ち解け、謎の解明とやればやるほど感情移入できる。
でも今回はやればやるほどキャラへの愛情が薄れる。
何故かって?
風守も黒田部長も美鈴もすぐ死ぬんだよ!!
しかもシナリオによってはクズ化したりするし!!
こんなんで愛着沸くもクソもねぇッ!!
と思う訳です。
そもそもブラインドマン編がメインで、その後にあるシナリオが全部パラレルワールドのおまけ編とか舐めてんのか!
ギャルゲーのSS読んでるんじゃねぇーんだぞッ!!
「私の名前は北條紗希、25歳、人間の女。使用武器は神剣ラグナロク。属性は無。 二つ名は輝く聖剣士(シャイニング・セイント・ソルジャー)で、ランクはSSSより強いMだけど面倒なのでB」
とでもやってくれた方がまだ笑えるわ!!!
一枚絵で描かれるキャラが立ち絵等と全然違う
うーん、どちら様ですかねぇ。関本さんもおかしいですねぇ。
絵柄は嫌いじゃないけど「違い過ぎる」だろと言わざるを得ない。
前作の雰囲気を踏襲してるんだろうけど……うーん。。
三馬鹿フルボッコイラストなんかもう逆に笑えて来てしまう。
グロ描写ばかりでホラーとしては微妙
グロ描写がやたら目立ちます。
最初はスパイスとしていいなぁと思いましたが、ホラー描写殆どないのにグロばっか。
ホラーじゃなくてグロゲーとして売ればいいんじゃあないですかね?
あと、描写がそこまで細かくないので物凄くグロい! ってシーンは多くは無いです。
主人公の設定が作中で何ら描かれていない
ん? どこで?
どこでそういう描写があるの?
作中でも友人の美鈴が
「あなたはうそつきだから」
「虚言症がある」
とか言ってますが、その伏線は回収されません。
そもそも主人公が嘘つきだったり虚言症だと言う事を象徴するようなシーンはない。
ただ、サブキャラがそう言って主人公がやんわり肯定する、みたいなシーンのみ。
何のための設定なンですかねえ。。
主人公の行動に共感できない部分が多い
主人公はプレイヤーから見ると「おいおい何やってんの?」とか思うシーンが多いんですが、その中でも一番「え?」と思ったのは寄生虫編の関本とのくだり。
助けて貰った関本を罵倒しまるで自分が正しいかのようにふるまい、挙句に復讐の為に「見捨てる」とか言う選択肢がでてくる。
理由はどうあれ地獄から助け出してくれた恩人に対して何なんだよコイツは……と思ったシーンです。
その他にも「何だこのウザい女は……」と思うシーンが多い。
ギャルゲーやラノベのヒロインじゃないんだから、もう少しマイルドな感じにしてほしかったなーと思いますね。
見え隠れするライターの心情
これは「兵糧攻めされてるんだ!」と言ったキャラへの対応です。
兵糧攻めって言葉を28歳の公務員は知らないんだそうですね。
この他にも、いわゆるネット住民を馬鹿にする、卑下するような感情が文章に組み込まれてます。
にも関わらずヒロムたん以外もネットスラングを多用したり、本人たちはドヤ顔で雑学を語ったりする。
それ、貴方が嫌いなネット住民と同じじゃあないんですかね? と言いたい。
思いっきりネタにするとかならいいんですが、思想を織り交ぜてキャラに喋らせているようで非常に気持ち悪い。
そう言うのはブログで発散しとこうよ……と思いました。
キャラ達のネットヘイト高い事がシナリオ的に何らかの意図があったとしても、無益にはその意図は解りませんでしたね。。
総評
流行り神シリーズを求めて買った無益としては正直残念な出来でした。
3をプレイした時も少しばかり「これで終わり?」とか思ったんですが、今まで積み重ねてきた謎が雑ながらも処理出来たし、羽黒薫の秘密も明らかになり大満足とまではいかないまでも楽しめたもんです。
しかし今回の真流行り神は……流行り神シリーズである必要性は無いと言う事をまず感じました。
上でも触れましたが、個々のシナリオを、キャラを使いまわさず、独立したシナリオとして読めば面白いと思います。
そうすればもう少し話も膨らむだろうし、使い捨てのようなキャラ扱いに心を痛める必要も無かったでしょう。
パンデミック編は安っぽい展開と寒い引用を更に練り込んで本格的なゾンビ物として熱血出来ただろうし、悪霊編の超性能悪霊も大幽霊バトル物でもっと上手く転がせると思う。
寄生虫編の御都合展開も政府陰謀系に持ってけるし、生贄編の警察の圧倒的無能さと劣化ひぐらしみたいな展開も更に絶望的感持たせる事が出来るだろうし、人形編のアホみたいな犯行理由も肉付け出来て、死臭編の三馬鹿特攻のギャグみたいなくだりもどうにか出来たでしょう。
あ、洗脳編はどうでもいいです。あれならウシジマくんの洗脳クン編読みます。
とまぁ、こんな感じで流行り神と言う縛りが無ければもっと面白いですよね。
じゃあそう言うシナリオの新規タイトルを買うか? と言われれば当然NOなのですが、雑誌で読み切り小説として載ってれば面白く読めたと思います。
つまり、シナリオは面白くとも真流行り神として出す必要は全くないと思います。
と言うかこんな突拍子も連続性も無いシナリオをポコンと出されてもどうすりゃいいんだよ状態です。
真かまいたちに入ってる分にはまぁ「そう言うゲームだし」で納得できるけど……はぁ。。
そんな訳で、無益としては超期待していただけに落胆も大きかったです。
100点満点で付けるなら50点~60点と言った所ですね。
思えば、ブラインドマン編で
「風守死んじゃったよ! これバッドエンドか!!」
と盛り上がってた時が一番たのしかったなぁ。。
次に期待してるのはサイコブレイクなので、それまでにPSPの流行り神1と2、あと特殊報道部でもやろうかな。。
PS.アバターアイコン買いました。:無職だから真流行り神のアバターアイコンを買う ~ダクソ2のDLC第三段は延期だった~
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